鉄道大手のDeutsche Bahn(DB、ベルリン)は電機大手のSiemensに発注する次世代高速鉄道車両「ICx」の台数を大幅に縮小するもようだ。内部文書をもとにロイター通信が報じたもので、当初計画の最大300編成から130編成に変更する方向という。
\DBは2011年、ICxを最大300編成、発注する契約をSiemensと結んだ。このうち130編成はすでに発注しており、残り170編成については2回に分けて追加する方向だった(第2期:90編成、第3期:80編成)。DBはロイター通信の問い合わせに対し「Siemensに発注した130編成については変更がない。それ以外は枠組み合意に盛り込まれたオプション権だ」と述べ、追加発注する義務がないことを強調した。
\ただ、両社は枠組み合意の際に第1期と第2期発注の取引額が計60億ユーロを超えることを明らかにしており、その時点ではDBが2期目を発注する公算が高かったとみられる。
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