ドイツ連邦統計局が10日発表した2013年8月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.3%増(暫定値)となり、4カ月ぶりに拡大へと転じた。自動車が大きく伸びて全体が強く押し上げられた格好。
\地域別ではドイツを除くユーロ圏の伸び率が最も大きく、3.7%に達した。ユーロ圏外と国内もそれぞれ2.4%、1.8%の幅で拡大した。
\自動車・自動車部品業界の売り上げは11.9%増加した。ユーロ圏外(13.1%増)と国内(11.3%増)がともに2ケタ増となったほか、ユーロ圏も8.7%の伸びを記録している。自動車以外では金属製品も3.0%増と好調だった。
\売上減少幅が最も大きかったのは食品・飼料と情報・電子・光学機器で、ともに1.7%落ち込んだ。
\8月の製造業売上は前年同月比では0.3%減少した(物価・営業日数調整値)。ユーロ圏外は1.8%増えたものの、国内とユーロ圏がそれぞれ0.6%、2.7%減少し足かせとなった。
\1-8月期は前年同期比1.6%減(物価・季節要因調整値)。ここでもユーロ圏外(2.5%増)が増加し、国内(2.9%減)とユーロ圏(4.0%減)は落ち込んだ。
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