英電気通信大手Vodafoneの独法人Vodafone GmbH（デュッセルドルフ）が営業費用を削減する。減収減益となっているうえ、巨額の投資も必要になっているためで、現在約20億ユーロに上る同費用を1億ユーロ引き下げる意向だ。イェンス・シュルテボックム社長が地方紙『ライニッシェ・ポスト』に明らかにした。
\コスト削減に向けて業務の一部を東欧、インドに移管するほか、給与を引き下げる。人員削減の規模もこれまで予告していた500人を上回る可能性があるとしている。経営上の理由による整理解雇は可能な限り見合わせる考え。
\Vodafone GmbHの9月中間期の売上高は46億ユーロで、前年同期から5.5％減少した。営業利益（EBITDAベース）は12.6％減の15億ユーロと2ケタ台の縮小となっている。市場競争は厳しく、親会社の英Vodafoneは今後2年間の独市場投資額を40億ユーロとし、従来計画から14億ユーロ引き上げた。主に通信網の近代化に充てる意向だ。
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