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2013/12/18

企業情報

DHL International GmbH―ライプチヒ空港で能力拡大―

この記事の要約

Deutsche Postの物流子会社DHL(ボン)は10日、航空貨物の積替拠点(ハブ空港)であるライプチヒ空港に今後5年間で1億5,000万ユーロを投資すると発表した。国際航空貨物の需要が企業を中心に拡大していることに […]

Deutsche Postの物流子会社DHL(ボン)は10日、航空貨物の積替拠点(ハブ空港)であるライプチヒ空港に今後5年間で1億5,000万ユーロを投資すると発表した。国際航空貨物の需要が企業を中心に拡大していることに対応。1時間当たりの荷物取扱能力を50%以上引き上げて15万個とする。

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既存のメインホールの隣に仕分けホールを新設するほか、オフィスとトラック駐車場を拡張する。今月中にも着工。仕分けホールは来年第4四半期にオープンする予定だ。

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荷物取扱量は大幅に増えるものの、貨物便の発着数は大きく拡大しない見通し。積載率を向上させるほか、大型機を増やして1回当たりの輸送量を増やす計画のためだ。

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DHLは2008年、それまでブリュッセルとケルンにあったハブ空港をライプチヒに移転した。夜間便の発着規制が緩く、需要拡大に対応できると判断したためで、翌09年にはLufthansaとの航空貨物合弁会社Aerologicもライプチヒ空港にハブ拠点を構えた。

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DHLは同空港にこれまで3億6,000万ユーロを投資した。今回の計画により5億1,000万ユーロへと拡大する。

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