ドイツ連邦統計局が2月28日発表した2014年1月の小売売上指数は前年同月を名目で2.0％上回り、物価調整後の実質でも0.9％増加した。営業日数は比較対象の13年1月と同じ26日。季節要因と営業日数を加味した前月比の変動率は名目と物価調整値でともにプラス2.5％に達し、07年2月以来の大きな伸びとなった。
前年度月比の実質変動率を部門別でみると、食料品店は0.8％増加。非食料品店も0.6％拡大した。非食料品店では繊維・衣料・靴・革製品店（増加率4.1％）と薬局・コスメティック・医薬・衣料品店（同3.7％）、通販（3.2％）で伸び率が大きく、家具・家電・DIY用品店は2.0％減少。デパートなどの総合的な小売店も0.7％減と振るわなかった。
