市場調査大手のGfKが2月26日発表したドイツ消費者景況感指数の3月向け予測値は8.5となり、前月の確定値(8.3)から0.2ポイント上昇した。景気の見通しに関する2月の指数(3月向け予測値の算出基準の1つ)と高額商品の購入意欲に関する同指数(同)はやや落ち込んだものの、所得の見通しに関する同指数が上昇。3月向け予測値は2007年1月以来の高水準に達した。景気見通し、所得見通し、高額商品の購入意欲に関する指数はすべて高い水準が続いている。
GfKは今回、消費者景況感が極めて良好であるにもかかわらず、実店舗型の小売店で業績が停滞していることに言及。旅行や休暇、家屋の修繕といったサービス分野で家計支出が増えているほか、住宅需要が旺盛になっていることが背景にあるとの見方を示した。