独電気電子工業会（ZVEI）は4日、ドイツの半導体市場規模が今年は前年比7.2％増の113億ユーロとなり、金融・経済危機前の2007年の水準を初めて大きく上回るとの見通しを明らかにした。けん引車となるのは全体の43％を占める自動車向けで10.0％増加。産業機械と情報機器向けもそれぞれ6.0％増加する。通信機器とコンシューマーエレクトロニクス向けは各1.0％の伸びにとどまる見通し。
来年は市場規模が119億ユーロとなり、伸び率は4.8％に鈍化する。各分野の成長率は自動車向けと産業向けが各6.0％、情報機器向けが3.2％、コンシューマーエレクトロニクス向けが0.5％、通信機器向けが0％となる見通し。
