ドイツ連邦統計局が12日発表した2014年11月の卸売物価指数（2010年＝100）は前年同月比1.1％減となり、下げ幅は前月の同0.7％から拡大した。1年前の水準を下回るのは17カ月連続。石炭・石油製品がこれまで同様、最大の押し下げ要因となっており、5.4％低下した。
このほか、動物（家畜に限らない）と穀物・葉たばこ・種子・飼料がそれぞれ10.9％減、9.3％減と大きく後退した。青果・じゃがいも（6.3％減）、牛乳・乳製品・卵・食用油脂（5.7％減）も前年同月を下回っている。コーヒー・茶・カカオ・香辛料は13.9％増と大きく上昇した。
卸売物価指数は前月比では0.7％減となり、2カ月連続で下落した。原油価格の急速な下落を背景に石炭・石油製品は4.2％減と大きく落ち込んだ。
