ドイツ連邦統計局が1月30日発表した2014年の小売売上指数は物価調整後の実質で前年を1.4％上回り、4年来の大きな上げ幅となった。同指数の増加は5年連続。ネット販売を主力とする通販が7.5％増と全体をけん引し、コスメティック・医薬・医療品店（薬局、ドラッグストアなど）も4.2％増と好調だった。食料品店（飲料・たばこ販売店を含む）は0.8％増、非食料品店は1.9％増だった。（表を参照）
14年12月の小売売上指数は前年同月比で実質4.0％増となり、12年6月以来の大きな上げ幅を記録した。営業日数が比較対象の13年12月に比べて1日多かったことが大きい。物価と営業日数・季節要因を加味した前月比の変動率はプラス0.2％だった。ここでも通販が9.9％増と急拡大。このほか、家具・家電販売店・日曜大工用品店（5.6％増）、コスメティック・医薬・医療品店（4.1％増）も好調だった。食料品店は3.2％増、非食料品店は4.5％増だった。
