独電気電子工業会（ZVEI）が20日発表した2014年の業界輸出高は前年比4.9％増の1,655億ユーロとなり、12年に記録した過去最高（1,599億ユーロ）を更新した。中国向けが16.1％増の149億ユーロと大きく拡大。同国は米国を抜いて最大の輸出先国となった。2位以下は米国（4.5％増の136億ユーロ）、フランス（2.0％増の118億ユーロ）、英国（9.5％増の93億ユーロ）、オランダ（11.5％増の84億ユーロ）が続いた。
輸出成長率が最も大きかったのはポーランド向けで、28.3％に上った（輸出額は69億ユーロ）。ロシア向けは22.4％減の42億ユーロと大きく低下。スイス（横ばいの57億ユーロ）、イタリア（1.2％増の76億ユーロ）向けも振るわなかった。
ドイツの電機輸入高は前年比7.6％増の1,446億ユーロで、こちらも過去最高を記録した。
