ドイツ機械工業連盟(VDMA)が20日発表した2014年の独機械輸出高は前年比1.7%増の約1,520億ユーロに拡大した。全体の43.1%を占める欧州連合(EU)向けが7.3%増加。米国向けも7.2%増の151億ユーロと好調だった。このほか、東南アジア向け(8.1%増)と石油輸出国機構(OPEC)加盟国向け(7.5%増)も伸び率が大きかった。中国向けは3.8%増となり、3年ぶりに拡大に転じた。
一方、ロシア向けは17%(約13億ユーロ)減少。南米向け(12.1%減)、インド向け(8%減)も振るわなかった。
最大の輸出先国は中国で、2位は米国、3位はフランスだった。前年4位のロシアは英国に抜かれて5位に転落した。
ドイツの14年の機械輸入高は6.3%増の593億ユーロと伸び率が大きかったものの、同輸出高を900億ユーロ以上、下回った。