自動車大手の独フォルクスワーゲン（VW、ヴォルフスブルク）が2月27日発表した2014年12月期決算の営業利益は前期比8.8％増の126億9,700万ユーロとなり、過去最高を記録した。規模の効果と製品コストの引き下げが奏功。税引き前利益は中国合弁会社からの金利収入の効果で19.0％増の147億9,400万ユーロと大きく拡大した。最終利益は19.6％増の108億4,700万ユーロだった。
売上高は2.8％増の2,024億5,800万ユーロとなり、過去最高を更新した。売上高営業利益率は前期の5.9％から6.3％に拡大。目標（同5.5～6.5％）を達成した。
販売台数は5.0％増の1,021万7,000台に拡大し、18年までに1,000万台に伸ばすとした目標を4年前倒しで実現した。
今期も販売台数をやや拡大。売上成長率は最大4％を見込む。経済を取り巻く環境が厳しいため、売上高営業利益率は前期と同じ5.5～6.5％を目標に据えた。
