サムスンの電池子会社サムスンSDIは2月23日、自動車部品大手マグナ・インターナショナルの墺子会社マグナ・シュタイヤーから車載電池パック事業を買収すると発表した。電気自動車やハイブリッド車の需要拡大を見据え、車両用電池事業を強化する。取引金額は公表しないことで合意した。買収手続きは当局の審査を経て上半期中に終了する見通しという。
マグナ・シュタイヤーから車載電池パック事業の全従業員(264人)、生産・開発拠点、既存契約を引き継ぐ。サムスンSDIは自らが持つバッテリーセル、モジュール技術にマグナのパック技術を組み合わせることで競争力を高める考えで、今回の買収は欧州、北米、中国での顧客獲得につながるとみている。