ドイツ連邦統計局が10日発表した2015年2月の製造業売上指数（暫定値）は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.7％下回った。減少は3カ月ぶり。ユーロ圏（ドイツを除く）は1.4％増加したものの、国内とユーロ圏外がそれぞれ1.3％減となり、全体が押し下げられた。
下げ幅が最も大きかった主要部門は食品・飼料で、2.2％低下した。これに機械と金属製品が各1.0％減で続く。自動車・自動車部品と電気設備もそれぞれ0.6％下がった。
情報・電子・光学機器は3.3％増と上げ幅が大きかった。ユーロ圏が21.6％伸びて全体が強く押し上げられた格好だ。このほかゴム・樹脂製品が1.3％上昇した。金属製造・加工は0.9％増、化学は0.1％増。
製造業売上は前年同月比では1.2％増加した（物価・営業日数調整値）。ユーロ圏が4.8％拡大。ユーロ圏外も1.9％増えた。国内は0.6％減と振るわなかった。
1～2月の累計は前年同期比0.9％増（同）。内訳はユーロ圏が4.6％増、ユーロ圏外が0.8％増、国内が0.4％減だった。
