米マイクロソフトがベルリンのスタートアップ企業6ヴンダーキンダーを買収するとの観測が浮上している。独経済誌『マネージャー・マガチン』が報じたもので、買収交渉は進展した段階にあるという。マイクロソフトは報道内容へのコメントを控えている。
6ヴンダーキンダーは2010年の設立。スマートフォンやタブレットPC向けの同社製タスク管理アプリ「ワンダーリスト」は有名で、利用者は日本も含め1,300万人に上る。同1億人を目標に掲げていることから、巨大な資本を持つマイクロソフトの傘下に入ることで速やかに達成する考えとみられる。
6ヴンダーキンダーにはすでに、シリコンバレーの有力ベンチャー資本セコイア・キャピタル、独投資会社アーリーバード、スウェーデンの投資ファンド、アトミコが出資している。マイクロソフトは買収を通してアプリの刷新を図っており、その一環として6ヴンダーキンダーを買収するもようだ。
