4月からDMG森精機の子会社となった独工作機械メーカーDMG Mori AG（ビーレフェルト）が7月30日発表した2015年1-6月期（上半期）の売上高は10億9,020万ユーロとなり、前年同期比で5％増加した。ユーロ安が追い風となっており、国外売上高は8％増の7億3,330万ユーロに拡大。売上高に占める輸出の割合は前年同期の65％から67％に上昇した。特にアジア、アメリカ大陸の事業が好調という。
営業利益（EBITDA）は9,490万ユーロで5％増加。税引き後利益も2％増の4,530万ユーロに拡大した。
カピッツァ社長は『ハンデルスブラット』紙に、韓国、米国、中国で事業が特に大きく成長していると指摘。主要市場のイタリアも大幅に回復したことを明らかにした。欧米の経済制裁解除が見込まれるイランについては、市場環境が整うまでに時間がかかるとして、同社の今年の業績には寄与しないとの見方を示した。
