高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が4日発表した2015年4-6月期(第2四半期)の営業利益(EBIT)は前年同期比3.0%減の25億2,500万ユーロへと後退した。主力の自動車部門が同15.8%減の18億1,900万ユーロと振るわず、足を強く引っ張った格好。同部門の売上高営業利益率(EBITベース)は前年同期の11.7%から8.4%へと落ち込み、競合ダイムラー(10.7%)、アウディ(9.9%)を下回った。
BMWの売上高は20.2%増の239億3,500万ユーロと大幅に拡大した。それにもかかわらず減益となったのは中国市場の悪化や米中での値下げ販売、人件費や新モデル・電気自動車への投資が響いたため。純利益も1.0%減の17億4,900万ユーロに落ち込んだ。