独電気電子工業会（ZVEI）が8月25日発表したドイツの上半期（1～6月）の電機製品輸出高は前年同期比8.2％増の859億ユーロとなり、上半期では2011年以来の高い伸びを記録した。主力市場の米国向けや隣国ポーランド向けが特に好調だった。6月の輸出高は前年同月比13.8％増の149億ユーロ。営業日数が比較対象の14年6月に比べ2日多かったことで伸び率が押し上げられた。
上半期の輸出高を仕向け先国別でみると、米国は19.9％増の77億ユーロとなり、中国を抜いて再び最大となった。中国は5.7％増の74億ユーロで2位に転落。同国経済の低迷が響いた格好だ。3～10位は欧州諸国が占めており、3位はフランス（1.2％増の57億ユーロ）、4位は英国（13.4％増の47億ユーロ）だった。ポーランド（7位）は31.9％増の36億ユーロとトップテンのなかで最大の伸びを記録した。
ドイツの電機製品輸入高は上半期が前年同期比12.4％増の772億ユーロ、6月が前年同月比17.2％増の128億ユーロだった。
