ドイツ連邦統計局が8日発表した2015年7月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.9％増となり、2カ月ぶりに拡大した。前月に5.8％減となったユーロ圏外が反動で4.7％増加。ユーロ圏（ドイツを除く）は2.4％増となり、2カ月連続で拡大した。国内は0.2％の小幅な伸びにとどまった。
主要部門では自動車・自動車部品の伸び率が最も大きく、5.3％に達した。これに電気設備（4.4％）、機械（4.1％）が続く。化学は0.3％の小幅な伸びにとどまり、情報機器・電子・光学製品（1.0％減）と金属製造・加工（0.2％減）は落ち込んだ。
7月の製造業売上（物価・営業日数調整値）は前年同月比では2.5％増加した。地域別の内訳はユーロ圏が8.0％増、ユーロ圏外が3.0％増、国内が0.1％増。
1～7月の累計（物価・営業日数調整値）は前年同期比1.9％増で、内訳はユーロ圏が5.2％増、ユーロ圏外が2.7％増、国内が0.1％増だった。
