欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2015/9/9

総合 - ドイツ経済ニュース

製造業受注7月は減少、ユーロ圏外が大きく後退

この記事の要約

ドイツ連邦経済省が4日発表した7月の製造業新規受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.4%減となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。4月から6月まで好調だったユーロ圏外が9.5%減と大幅に低下したことが響いた格 […]

ドイツ連邦経済省が4日発表した7月の製造業新規受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.4%減となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。4月から6月まで好調だったユーロ圏外が9.5%減と大幅に低下したことが響いた格好。国内は4.1%増と4カ月ぶりに拡大し、ユーロ圏(ドイツを除く)も2.2%増えた。経済省は、ユーロ圏経済の回復とユーロ安を背景に製造業の景気の緩やかな上向き基調は続いているとの見方を示した。

部門別では消費財の減少幅が最も大きく、6.3%落ち込んだ。ユーロ圏が19.5%減となり足を強く引っ張った。ユーロ圏外は1.4%減、国内は0.8%減だった。

投資財は1.6%落ち込んだ。ユーロ圏外が13.0%減となったことが響いた格好。国内とユーロ圏はそれぞれ8.7%、7.7%増加した。

中間財は0.2%減。内訳はユーロ圏とユーロ圏外がそれぞれ0.2%減、国内が0.1%減だった。