東欧市場における自動車工業界の動き

ロシア自動車市場、縮小続く

ロシアの自動車市場の縮小が続いている。同国の欧州ビジネス評議会(AEB)によると、今年上半期の乗用車及び小型商用車の新車販売台数は67万2,140台と前年同期比で14.1%減少した。ルーブル安と消費者の購買力低下を反映し […]

ソラリスとシュタッドラー、路面電車入札に共同応札

ポーランドのバス製造大手ソラリスとスイスの鉄道車両大手シュタッドラーはこのほど、ポーランド南部クラクフ市の路面電車調達入札に共同で応札した。両社は路面電車事業の拡大に向けて、今後も共同で国内外の入札に参加するとしている。

8月の東欧国別新車登録台数(乗用車)

欧州自動車工業協会(ACEA)が先ごろ発表した8月の東欧国別の新車登録台数(乗用車)によると、ポーランド(2万8,323台、前年同月比20.2%増)が最も多く、チェコ(2万1,251台、16.3%増)、ルーマニア(1万2

ポーランド政府、電気自動車の支援策を検討

ポーランド・エネルギー省のミハウ・クルティカ副大臣は20日、同国における電気自動車(EV)の普及台数を2025年までに100万台とする目標を発表した。交通分野のエミッション削減により大気汚染問題の改善を図るのが狙い。 エ

Skoda auto

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車 は9日、同国ムラダー・ボレスラフ市にある本社工場構内に、ソーラーパネル付電動けん引車を試験導入したと発表した。この電動けん引車は、ルーフトップに設置された太

シュコダ、8月の販売台数は14%増

チェコのシュコダ自動車が13日発表した8月の販売台数は前年同月比14.2%増の8万700台となった。中国やトルコでの伸びが大きかった。車種別では中型車「スペルブ」が144.1%増と大幅に伸びたほか、小型セダン「ラピッド」

仏自部品ハッチンソン、チェコ工場を拡張

仏石油大手トタルの子会社で、ゴム部品を製造するハッチンソンが、チェコのロキツァニ工場に新たな生産施設を建設する。現地紙『E15』が先ごろ、市長への取材を基に報じた。工事はイタリアのイヴェコ・コンストラクションが受注し、来

スロバキア新車販売好調、上期は18%増

スロバキアの新車販売が好調だ。同国の自動車工業会(ZAP)によると、2016年1~6月期の新車登録(販売)台数は前年同期比18.2%増の4万3,954台と大幅に拡大。増加率はEU全体の9.4%を大きく上回り、加盟国で最大

ジャガー・ランドローバー、スロバキア工場着工

インド自動車大手タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)は13日、スロバキア西部のニトラに開設する工場の建設を開始した。同社の欧州での生産は英国を除いて初めて。投資額は14億ユーロで、2

ルーマニア乗用車生産台数、1-8月期は6.5%減

ルーマニアの自動車製造・輸入事業者連合会(APIA)が13日発表した2016年1-8月期の国内自動車生産台数(乗用車および商用車)は24万5台となり、前年同期から6.5%減少した。8月単月では前月比70.6%減の8,79

MAZ、カザフスタンでトラック生産へ

ベラルーシの商用車大手ミンスク・オートモービル・プラント(MAZ)が来年からカザフスタンで大型トラックの試験生産を開始する。カザフスタンの自動車会社アスタナ・モータースが先ごろ明らかにしたもので、同社は今年10月に最初の

ポーランド、自動車産業の技術開発を支援

ポーランド開発省が、自動車産業の革新的技術を開発するプロジェクトの助成手続きを開始する。欧州連合(EU)の競争力強化プログラム「インテリジェント・デベロップメント」に沿ったもので、助成を希望する企業やグループは来月5日か

スロバキア、EV普及策を検討

スロバキア経済省は、電気自動車(EV)普及策として、購入費用助成および税制優遇措置を導入したい姿勢だ。2030年までに新規登録車に占めるEVの比率を31%へ引き上げる戦略に基づくもので、現在、省庁間での検討が進められてい

トルコ自動車産業の輸出額、1-8月は151億ドル

トルコの輸出企業協会(TIM)が先ごろ発表した2016年1-8月期のトルコ自動車・部品輸出額は前年同期比12.23%増の151億4,000万ドルとなり、輸出総額の17%を占めた。8月単月では前年同月比23.39%増の16

ルノーのトルコ合弁、新モデル生産に2億ユーロ投資

仏自動車大手ルノーのトルコ合弁会社オヤック・ルノー(Oyak Renault)が、中型車「メガーヌ セダン」の新モデルを生産する。同社のバシェゲメゼ社長が7日に明らかにしたもので、北西部ブルサの拠点に2億ユーロを投資する

マツダとソラーズ、ウラジオストクにエンジン工場開設

マツダとロシア自動車大手のソレルスは2日、ロシア極東のウラジオストクにある両社の合弁会社マツダソラーズマヌファクトゥリングルース(MSMR)のエンジン工場開設について、MSMRとロシア連邦政府が特別投資協定を締結したと発

ロシア新車販売、8月は18.0%減少

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は8日、同国の2016年8月の新車(乗用車・小型商用車)販売が11万3,749台となり、前年同月に比べ18.0%減少したと発表した。1~8月の累計は14.9%減の89万5,357台となっ

チェコ国産トラック「アヴィア」が生産再開

チェコの複合企業チェコスロヴァク・グループ(CSG)が、2013年に製造停止となった国産トラック「アヴィア」の生産を再開する。チェコ通信(CTK)が8月30日、CSGの筆頭株主であるストゥルナト氏の談話として報じたもので

ルーマニア政府、フォードの生産目標達成期限を延長

ルーマニア政府は8月末、米自動車大手フォードの生産目標の達成期限延長を承認した。新モデルの生産に向けた具体的な投資計画を評価した。期限は当初の2017年末から2025年末に延長される。 フォードは南部にあるクラヨバ工場へ

アフトワズ、第三者割当増資で850億ルーブル調達へ

ロシア自動車最大手のアフトワズ(AvtoVAZ)が年内に第三者割当増資を実施する方針だ。総額850億ルーブル(2億6,200万ドル)の新株発行計画の第1弾となるもので、筆頭株主の仏ルノーなどから250億ルーブル(3億8,

フォルクスワーゲン―スロバキアに新集荷センター―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は25日、スロバキアにVWグループの集荷センター(KCC)を開設したと発表した。これまで利用してきた物流ホールに比べて業務・エネルギー効率が向上しており、環境に優

トヨタ、サンクトペテルブルク工場で「RAV4」の生産開始

トヨタ自動車は8月22日、ロシアのサンクトペテルブルク工場でコンパクトSUV「RAV4(ラヴフォー)」の生産を開始した。同工場で生産した車両は、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンで販売する。 サンクトペテルブルク工場では、

シュコダ自、部品の物流業務でスマートグローブを試験導入

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車はこのほど、部品の物流業務にスマートグローブ「プログローブ(ProGlove)」を試験導入した。長期の試験導入の結果、作業のスピードや効率が向上し、間違いを減

GAZ

ロシア最大の複合企業ベーシックエレメント傘下の自動車大手ガズ(GAZ)グループ は、連邦政府プログラムの一環として、9月中旬までに同国北西部プスコフ州の複数の医療機関に救急車計825台を供給する。8月16日には、その第一

独ダイムラーが車台を供給、ハンガリー国産バス計画で

ハンガリーのコンサルティング会社ITKは17日、独ダイムラーの商用車事業エボバスからバス車台部品を調達することで同社と基本合意した。今後、新モデル開発を進め、来春までにプロトタイプを完成させる。開発およびデブレツェン工場

ハンガリー、EV充電スタンド設置に助成

ハンガリーのヴァルガ経済相は15日、電気自動車(EV)充電スタンド網の拡充に向けた新たな公的支援策を発表した。総額12億5,000万フォリント(約400万ユーロ)の助成プログラムを実施し、約1,000基の設置を実現する計

下請けによる部品供給ストップ、スロバキアのVW工場にも影響

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)がサプライヤーとの対立で部品不足に陥った問題で、スロバキアのマルティン工場でも従業員800人強のうち約60人が自宅待機となるなど影響が出ている。一方ブラチスラバ工場は通常の操業が続い

6月トルコ新車登録台数、前年比27.7%増

トルコ統計局が先ごろ発表した2016年6月の新車登録台数は11万5,153台で、前年同月に比べ27.7%の大幅増となった。乗用車が4%増えた一方、商用車は18.5%減少した。1-6月累計では2,056万台に上った。 登録

アウディ、ハンガリー工場で新型「TT RS」の量産開始

独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリア・モーターは3日、ハンガリー西部のジュール工場で2世代目となる新型「TT RS」(「TT RSクーペ」および「TT RSロードスター」)の量産を開始した。新型「T

ロシア新車販売、7月は16.6%減

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は8日、同国の2016年7月の新車(乗用車・小型商用車)販売が10万9,410台にとどまり、前年同月に比べ16.6%減少したと発表した。1~7月の累計も前年同期比14.4%減の78万1,

バスメーカーのイカルス、年産能力を3,000台に拡大

ハンガリーのバスメーカー、イカルス(Ikarus)が生産能力を拡大する計画だ。政府のバス国産化計画を受けたもので、来月末までに年間3,000台を生産できる態勢を整える。 セーケシュフェヘルヴァール工場に必要設備を設置する

アウディ、ハンガリー工場で新モデル生産開始

独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリア・モーター は先ごろ、ハンガリーのジェール工場で、新型「TT RS」の生産を開始したことを明らかにした。同モデルは今年4月に北京で初披露されたもの。 発表によると

アウディのハンガリー子会社、上半期は約11%減収

独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリア・モーターは7月29日、2016年上半期の売上高が36億9,700万ユーロとなり前年同期(41億4,700万ユーロ)を約11%下回ったと発表した。エンジン生産は1

Audi

独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリア・モーター は7月28日、ハンガリー西部のジュール工場にある金型工場を1万5,000平方メートル拡張し、全体で5万平方メートル以上にすると発表した。同工場では、金

BelGee

ベラルーシのコビャコフ首相は7月27日、同国のトラック大手ベアルズ と中国の自動車大手、吉利汽車 の合弁会社であるベルジー(BelGee)がミンスクオブラストに建設中の工場を訪問した。同工場の生産能力は年6万台。2016

ダイムラーがハンガリーに第2工場、10億ユーロを投資

独自動車大手ダイムラーは7月29日、ハンガリー中部のケチケメートに乗用車工場を新設すると発表した。ケチケメートにはすでに乗用車工場があり、新工場は同社2カ所目のハンガリー生産拠点となる。需要の拡大を受けて新工場の建設を決

シュコダ自、上期は31%増益

チェコのシュコダ自動車が7月29日発表した2016年1~6月期決算の営業利益は6億8,500万ユーロとなり、前年同期から31.2%増加した。中型車「スペルブ」の新モデル投入、人気モデル「ファビア」、「オクタビア」の販売台

シュコダ自、上半期に過去最高の56万9,400台を販売

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は7月27日、2016年上半期の販売台数が前年同期比4.6%増の56万9,400台となり、上半期の数値として過去最高を記録したと発表した。6月単月で

英JLR、「EU離脱も対スロバキア投資に変更なし」

英自動車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)は、英国国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まったことに関連し、スロバキア工場新設計画に変更がないことを確認した。スロバキアへの投資を検討した時点でEU離脱の可能性は織り

米自部品、マケドニア工場を開所

米自動車部品メーカーのジェンサーム(Gentherm)は先ごろ、マケドニアのプリレプ工場を開所したと発表した。総投資額は2,000万ユーロで、フル稼働すれば最大2,000人の雇用を創出するという。 工業団地内に建設された

ロシア、自動車の再輸出が活発化

ロシアで輸入車両を再輸出する動きが活発化している。最近のルーブル安を背景に同国に工場を持つ独フォルクスワーゲン(VW)や韓国の現代自動車が輸出増に向け現地生産を増やす一方で、国内外の価格差を利用しマージンを得るため輸入車

カザフスタン、ウズベキスタンと自動車製造での提携を模索

カザフスタンとウズベキスタンの自動車業界が、生産提携を模索している。カザフスタンのウテンバイェフ駐ウズベキスタン大使は先ごろ、両国にとって利益となる新しい事業モデルが必要だと述べ、双方の企業が部品・装備や新車を合同生産す

車部品の印JBM、ソラリスと合弁で電気バス生産

インドの自動車部品メーカー、JBMオートは20日、ポーランドのバス製造大手ソラリスと合弁で電気バスを製造すると発表した。ソラリスが電気バスの技術を提供。JBMはデザインやマーケティングのノウハウを持ち寄る。投資額は30億

独VW、ロシア工場からメキシコへ出荷

ロシア需要縮小の打開に向けて、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が現地生産車をメキシコに輸出する方針だ。独立国家共同体(CIS)以外の外国に出荷されるのはこれが初めて。ロシア政府が今年導入する自動車輸出支援策の適用

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