ドイツ電気電子産業界の動き

ボッシュ―ダイムラーとのモーター合弁を完全傘下に―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は24日、自動車大手の独ダイムラーと共同運営する電動車用モーターの合弁会社EMモーチブを完全子会社化すると発表した。ダイムラーとの合弁だとEM製モーターの調達を嫌がる自動車メ […]

オスラム―10-12月期売上15%減少―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は24日、2018年10-12月期(第1四半期)の売上高(継続事業ベース)が前年同期比で実質およそ15%減の8億2,800万ユーロ(暫定値)へと大幅に後退したことを明らかにした。市場の縮

日立製作所―風力発電機販売を独社製に集約―

日立製作所は25日、風力発電機の分野で自社製品の開発と製造を停止し、今後は独エネルコンの製品に販売品目を絞り込むと発表した。市場の変化を踏まえたもので、エネルコン製品に日立のデジタル技術を組み合わせたソリューション事業の

シーメンス―サウジからの巨額受注、契約を見合わせ―

独電機大手のシーメンス(ミュンヘン)がサウジアラビアからの巨額受注契約の締結を見合わせている。ジョー・ケーザー社長が経済紙『ハンデルスブラット』のインタビューで明らかにしたもので、サウジアラビアの反体制記者ジャマル・カシ

陸上風力発電の新設が激減、昨年は-55%に

独風力エネルギー全国連盟(BWE)は29日、国内陸上風力発電の2018年の新設容量が2,402メガワット(MW)となり、過去最高を記録した前年(5,334MW)から55%減少したと発表した。再生可能エネルギー由来の電力を

オスラム―米サービス子会社を売却―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は16日、米サービス子会社シルバニア・ライティング・ソリューションズ(SLS)を現地卸売大手のウエスコ・インターナショナルに売却することで合意したと発表した。事業絞り込み戦略の一環。1-

シーメンス―DB貨物子会社から機関車受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は18日、ドイツ鉄道(DB)の貨物輸送子会社DBカーゴに機関車100台を供給する枠組み契約を締結したと発表した。まずは「ベクトロンMS」40台を納入する。納入期間は2月から来年6月まで

電機業界減速、生産成長率は今年1%に低下

独電気電子工業会(ZVEI)は22日、独業界の生産成長率が今年は物価調整後の実質で1.0%となり、昨年の2.8%から低下する見通しを明らかにした。成長鈍化は2年連続。直近のピークである2017年は4.6%に上っていた。通

クーカ―業績改善策を発表―

産業ロボット・自動化機器大手の独クーカ(アウグスブルク)は10日、業績改善策を発表した。2018年の売上・利益が振るわないうえ、20年目標も達成できない見通しとなっているためで、事業の効率化や研究開発の絞り込みを行う考え

ダイムラー―燃料電池開発子会社の社名変更―

自動車大手の独ダイムラーは2日、車用燃料電池システムの開発を手がける完全子会社ヌセルシス(NuCellSys)の社名を今月からメルセデスベンツ・フューエル・セル(Mercedes-Benz Fuel Cell)へと改めた

電気業界輸出、10月は14.2%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が12月19日発表した同国電機業界の10月の輸出高は前年同月比14.2%増の192億ユーロと大きく拡大した。先進国向けが14.4%増の124億ユーロ、新興国向けが13.9%増の68億ユーロとと

日本電産―独に持ち株会社設立へ―

日本電産がドイツに持ち株会社を設立する計画だ。同社は独企業を多数、買収していく考えのため、そうした企業を効率的に統括する持ち株会社が視野に入ってきた。永守重信会長が独経済紙『ハンデルスブラット』に明らかにした。 同社は事

トルンプ―フィリップスのレーザーダイオード子会社を買収―

工作機械大手の独トルンプ(ディッチンゲン)は17日、蘭医療機器大手フィリップスからレーザーダイオード子会社フォトニクスを完全買収することで合意したと発表した。市場の拡大が続く高性能レーザーダイオード分野の製品ポートフォリ

SMAソーラー―中国事業を売却、従業員1割強を削減へ―

太陽光パネルなどで生産される電力を直流から交流へと変換するソーラーインバーターの有力メーカーである独SMAソーラー(ニーステタール)は12日、中国で展開する子会社を現地経営陣に売却すると発表した。組織再編の一環で、フルタ

シーメンス

電機大手の独シーメンスは17日、米送電設備メーカー、サザン・ステイツの伊子会社Coelmeグループに25%出資することで合意したと発表した。Coelmeはシーメンスに高圧断路器を供給するサプライヤー。シーメンスは同社への

ボッシュ、ハンガリーの拠点を拡張

自動車部品・産業機器大手の独ボッシュが、ハンガリー東部のミシュコルツ工場を増強する。同国のシーヤールト外務貿易相が4日明らかにしたもので、バッテリー関連の欧州拠点を設置すると共に生産能力を引き上げる。投資額140億フォリ

電機業界受注3カ月ぶりに増加、10月は+10.1%に

独電気電子工業会(ZVEI)が10日発表した独電機業界の10月の新規受注高は前年同月比10.1%となり、3カ月ぶりに拡大へと転じた。前月は不調だったユーロ圏外からの受注が13.5%伸びて全体をけん引。ユーロ圏(ドイツを除

消費者の17%がテレビ購入を計画

ドイツの消費者の17%が今後6カ月以内のテレビ購入を計画していることが、独電気電子工業会(ZVEI)の委託で英世論調査機関YouGovが実施したアンケート調査で分かった。調査は14歳以上の消費者2,016人を対象に10月

シーメンス―パワーバージを共同受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は3日、はしけ(バージ)に大容量の発電設備を搭載した移動式の発電所パワーバージを、シンガポールのエンジニア大手STエンジニアリングと共同受注したと発表した。バミューダに本社を置く独立系

情報通信技術見本市CeBITが廃止に

独見本市会社ドイチェ・メッセは11月28日、ハノーバー情報通信技術見本市CeBIT(セビット)を廃止すると発表した。人気低迷に歯止めがかからないためで、来年6月に予定していた次回開催も取り止める。CeBITの産業デジタル

製造業の16%がロボット利用、3Dプリンターは13%

独メーカー(従業員数10人以上)の16%が現在、産業ロボットないしサービスロボットを利用していることが、連邦統計局の発表で分かった。雇用規模が大きい企業ほど利用率が高く、従業員数250人以上では53%に上った。同50~2

独シーメンスのセルビア車両工場、アルミ製台枠の生産開始

独シーメンスは先ごろ、セルビア中部のクラグイエヴァツにある鉄道車両工場で旅客車用の総アルミ製台枠の生産を開始した。最初の製品はオーストリア連邦鉄道向けとなる。近いうちにトラムの部品生産も開始する予定。 同工場は今年1月、

コンチネンタル―セル生産参入は補助金と切り離して決定―

独自動車部品大手コンチネンタルのエルマー・デーゲンハルト社長は20日、フランクフルト国際経済記者クラブで講演し、電池セル生産事業に同社が参入するかどうかを政府補助金とは切り離して決定する考えを明らかにした。同社が描く参入

デンソー―半導体のインフィニオンに出資―

デンソーは26日、半導体大手の独インフィニオンに出資したと発表した。自動運転、電動車分野で競争力を強化する狙いで、長年に渡る両社の協力関係を緊密化する。出資額は千万ユーロのケタ台の半ば。出資比率は明らかにしていない。 自

産業ロボットのクーカでCEOが早期退任

産業ロボット・オートメーション機器大手の独クーカは26日、ティル・ロイター最高経営責任者(CEO)が任期満了を待たず12月に退任すると発表した。理由は明らかにしていない。メディア報道によると、同社を昨年買収した中国家電大

電機業界の輸出堅調、1-9月期は4.9%増に

独電機電子工業会(ZVEI)が20日発表した同国電機業界の1-9月期の輸出高は1,562億ユーロとなり、前年同期比で4.9%増加した。9月も前年同月比4.9%増の179億ユーロへと拡大しており、ZVEIの主任エコノミスト

1-9月の家電市場0.5%拡大、スマホがけん引

家電通信機器協会(gfu)によると、1-9月期のドイツ家電市場規模は290億ユーロとなり、前年同期を0.5%上回った。市場の37%を占めるスマートフォンが好調で、娯楽家電とIT機器の不振が相殺された格好だ。 通信機器の売

独家電BSH、ルーマニアに洗濯機工場建設

独ボッシュ・グループ傘下の家電大手BSHがルーマニアに洗濯機工場を建設する。今年3月末に建設用地を取得済みで、このほど建設地となる国内中西部のシメリア市当局と建設契約を交わした。投資額は4億5,400万レウ(9,720万

低コスト電池量産技術開発へ、産官学で共同プロジェクト

西南ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州は19日、高品質の電池セルを低コストで量産する技術開発に向けたプロジェクトを産官学が共同で実施すると発表した。電動車の価値の30~40%を占める電池分野でアジアメーカーに全面依存す

電池セル工場を政府が助成、総額10億ユーロに 生産開始は21年

ドイツのペーター・アルトマイヤー経済相は13日、ベルリンで開催された電動車に関する会議で講演し、欧州企業のコンソーシアムが車載電池セル工場を建設する場合は総額10億ユーロの助成金を交付する意向を表明した。電動車の価値の約

インフィニオン―スタートアップを買収―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は12日、独東部のドレスデンに拠点を置くスタートアップ企業シルテクトラをベンチャーキャピタルのMIGファンズから買収すると発表した。半導体チップの歩留まりを大幅に引き上げる狙い。

シーメンス―営業益6%減少、火力発電部門が足かせに―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が8日発表した2018年9月通期決算の産業分野の利益は88億1,500万ユーロとなり、前期比で6%減少した。構造不況に直面する火力発電部門の再編コストが響いた格好で、純利益も3%減の5

ディボールド・ニックスドルフ―独子会社の上場廃止へ―

ATMとPOSシステムの大手メーカーである米ディボールド・ニックスドルフは7日、同名の独子会社の上場廃止方針を明らかにした。コスト削減と組織の簡素化が狙い。株主総会で承認を得て、スクイズアウト(少数株主からの株式の強制的

電機業界受注2カ月連続減少、9月は-4%に

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独電機業界の9月の新規受注高は前年同月比4.1%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。とユーロ圏外からの受注が8.8%縮小し全体を強く押し下げた。国内は1.6%減、ユーロ圏(ドイツを

明電舎―独子会社が電力会社から避雷器受注―

明電舎は2日、100%子会社の独トリデルタ明電舎(TMG)が欧州の大手電力会社から配電用避雷器を正式受注したと発表した。受注先や受注額などの詳細は明らかにしていない。 TMGは明電舎が2015年に買収したドイツの電力用避

シーメンス・ヘルシニアーズ―18年9月期は減益に―

独電機大手シーメンスの医療機器子会社シーメンス・ヘルシニアーズ(エアランゲン)が5日発表した2018年9月通期決算の営業利益は前期比12%減の21億1,000万ユーロへと落ち込んだ。新規株式公開(IPO)と人員削減のコス

ルネサス

ルネサスエレクトロニクスは10月31日、英子会社ルネサスエレクトロニクス・ヨーロッパ・リミテッドの完全子会社である独ルネサスエレクトロニクス・ヨーロッパGmbHの全資本を取得し完全子会社化すると発表した。子会社、孫会社の

ベルリンの「シーメンスシティ」を再開発でスマート化

電機大手のシーメンスとベルリン市は10月31日、同市北西部のシュパンダウ地区にある区画「シーメンスシュタット(シーメンス・シティの意)」を再開発することで合意した。デジタル化時代にふさわしいスマートシティへと発展させる計

富士通―独アウグスブルク工場閉鎖へ―

富士通がドイツ南部のアウグスブルクにあるコンピューター工場を閉鎖する。広報担当者の情報として現地メディアが26日、報じたもので、組織再編の一環として2020年までに生産を停止する。同社はドイツの開発、生産、物流業務を日本

コンチネンタル

自動車部品大手の独コンチネンタルは29日、通信部品製造の独カトラインから車載アンテナ子会社カトライン・オートモティブを買収すると発表した。コネクテッドカーを実現するためには高性能でインテリジェントなアンテナが必要なことか

SMA

ソーラーインバーターの有力メーカーである独SMAソーラーは30日、電気自動車(EV)とリチウムイオン電池の製造を手がける中国の比亜迪汽車(BYD)とグローバル戦略提携の基本合意を締結したと発表した。これまで欧州とアジア太

電気業界輸出、8月は4.9%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が19日発表した同国電機業界の8月の輸出高は前年同月比4.9%増の167億ユーロへと拡大した。新興国向けが5.8%増の62億ユーロと全体をけん引。先進国向けも4.3%増えて105億ユーロとなっ

介護へのロボット投入をドイツ人の半数以上が予想

介護現場に将来、ロボットが投入されると半数以上のドイツ人が予想している。介護業界では人材不足が深刻化しており、高齢化が今後さらに進むと状況は一段と悪化する懸念があるためだ。 情報通信業界連盟(Bitkom)が18歳以上の

ティッセン―階段昇降機営業にMRソフトを本導入―

独ティッセンクルップの昇降機子会社ティッセンクルップ・エレベーターは18日、現実空間と仮想空間を混合し、現実のモノと仮想的なモノがリアルタイムで影響しあう新たな空間を構築する複合現実(MR)ソフト「ホロリンク」を階段昇降

シーメンス―イラクの電力インフラ再建で基本合意―

電機大手の独シーメンスは21日、イラクの電力インフラ再建に向けた基本合意を同国電力省との間で締結したと発表した。競合の米ゼネラル・エレクトリック(GE)も同様の基本合意をイラクと結んでおり、最終的な受注獲得に向けた両社の

デジテック・ギャラクス―独家電小売市場参入―

家電のネット販売を手がけるスイスのデジテック・ギャラクス(チューリヒ)は18日、ハンブルクに開設した独事業の統括拠点に入居したと発表した。ドイツにはすでに倉庫と欧州連合(EU)ハブ拠点を開設しており、近く同国事業を開始。

ボッシュ―分散型蓄電・エネルギー管理分野で協業―

自動車部品系複合企業のボッシュ(シュツットガルト)は16日、独ハイテク企業ads-tecと協業すると発表した。デジタル技術を活用した分散型蓄電・エネルギー管理システム事業を強化する狙いで、ads-tecの完全子会社ads

電機業界受注2カ月ぶり減少、8月は5.4%減に

独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独電機業界の8月の新規受注高は前年同月比5.4%減となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。国内受注が極めて好調だった前年同月の反動で11.8%縮小したことが最大の押し下げ要因。ユーロ圏(

シーメンス―パリ新地下鉄の設備を共同受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は4日、同社と仏同業タレスからなるコンソーシアムがパリの新地下鉄プロジェクト「グラン・パリ・エクスプレス」に絡んで受注を獲得したと発表した。受注額は明らかにしていない。 グラン・パリ・

シーメンス

電機大手の独シーメンスは3日、露天然ガス大手ノヴァテクとの協力関係を拡大することで合意した。シーメンスはノヴァテクがロシア北部のヤマル半島で進める液化天然ガス(LNG)プロジェクトで設備を供給。これが高く評価されたことか

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