ドイツ電気電子産業界の動き

独シーメンス、トルコで画像診断装置の生産を計画

トルコのエルドアン大統領は先ごろ、独電機大手シーメンスがトルコで画像診断装置の生産を開始する可能性があることを明らかにした。先週行われたドイツ訪問後に記者団に対し述べたもので、両国の医療関連省庁がMR(磁気共鳴)装置や断 […]

ティッセンクルップ―会社2分割へ、株主の批判受け―

独複合企業ティッセンクルップ(エッセン)は9月30日の監査役会で、同社を工業会社と素材会社へと分割する計画を承認した。幅広い分野の事業を抱える現在の企業体制に対する株主の批判を受けた措置。今後は分割計画の詳細をまとめ上げ

SMAソーラー―市場悪化で業績見通し引き下げ―

太陽光パネルなどで生産される電力を直流から交流へと変換するソーラーインバーターの有力メーカーである独SMAソーラー(ニーステタール)は9月27日、2018年12月期の業績見通しを引き下げた。市場環境の急速な悪化を受けたも

シーメンス―イラクの電力インフラ受注に向け交渉―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)がイラクの電力インフラ再建に向けた受注活動を積極的に展開している。競合の米ゼネラル・エレクトリック(GE)も受注獲得を狙っていることから、ドイツ政府はシーメンスを後押し。23日にはシー

シーメンス―独の人員削減規模を縮小―

電機大手のシーメンス(ミュンヘン)は24日、火力発電(PG)と駆動装置(PD)の再編計画でドイツの従業員代表と合意したと発表した。閉鎖予定だったPG部門のゲルリッツ工場などを存続させることにしたため、同国の人員削減規模が

エルリングクリンガー

自動車部品大手の独エルリングクリンガーは21日、固体酸化物形燃料電池(SOFC)事業をエネルギー機器製造の独サンファイヤーに売却すると発表した。SOFCは自動車への投入に適さないことから、燃料電池分野の経営資源を自動車に

独電機輸出、7月は過去最高に

独電気電子工業会(ZVEI)が20日発表したドイツの7月の電気製品輸出高は前年同月比8.6%増の170億ユーロとなり、同月の最高を更新した。欧州域外向けが11.2%増の65億ユーロと特に好調で、全体をけん引。欧州向けも7

重電大手ABB、ブルガリア新工場に着工

スイスの重電・エンジニアリング大手ABBは19日、ブルガリア南西部のペトリチに建設する第2工場が着工したと発表した。既存工場が高い生産効率で良好な実績を出していることから、同地に新工場を建設し、低圧機器製品の生産を強化す

独電車業界の売上、昨年は12%拡大

独電気電子工業会(ZVEI)は17日、国内電車製造業界の売上高が昨年は約70億ユーロとなり、前年比で12%増加したと発表した。国内売上が約16%増と国外売上の2倍の伸びを記録。全体を押し上げた。 輸出高は45億ユーロに上

電池と架線給電のハイブリッド電車、シーメンスが共同開発

電機大手の独シーメンスとオーストリア国鉄は10日、電池と架線給電を利用するハイブリッド旅客電車をウィーンで公開した。鉄道の二酸化炭素(CO2)排出削減を狙って共同開発したもので、18日開幕の鉄道技術見本市イノトランス(ベ

電機業界7月受注3.5%増加、6カ月来の伸び率に

独電気電子工業会(ZVEI)が11日発表した独電機業界の7月の新規受注高は前年同月比3.5%増となり、6カ月来の高い伸びを記録した。国外が好調でユーロ圏(ドイツを除く)は5.6%、ユーロ圏外は4.5%拡大。国内は1.7%

シーメンス―温室ガス不使用のGISを韓社と共同開発へ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は8月30日、温室効果ガスである六フッ化硫黄(SF6)を用いないガス絶縁開閉装置(GIS)を共同開発することで、韓国の電機大手イルジン・エレクトリックと合意したと発表した。環境に優しい

シーメンス―世界初の自動運転トラム公開へ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は3日、世界初の自動運転トラム(路面電車)をベルリン開催の鉄道技術見本市イノトランス(18~21日)で公開すると発表した。実際の交通環境でデモ走行を行う。 同社はベルリンに隣接するポツ

ミッテミッテ―ダノンなどから資金調達―

家庭用浄水器を製造する独スタートアップ企業ミッテミッテ(mittemitte、以下ミッテ)が仏食品大手ダノンなどから事業資金1,060万ドルを調達した。創業者のモリッツ・ヴァルトシュタイン社長がロイター通信に明らかにした

家電のスマートスピーカー操作がIFAの最大テーマに

欧州最大の家電見本市IFAが8月31日、ベルリンで開幕した。今年はこれまでに引き続き家電のスマート(IoT)化に大きな関心が集まるなかで、家電各社はスマートスピーカーを通して操作できる製品を発表した。 スマートスピーカー

パラゴン―上期売上42%増加―

自動車部品・センサー製造の独パラゴン(デルブリュック)が21日発表した2018年6月中間期決算の売上高は前年同期比42.1%増の7,860万ユーロと大幅に伸びた。内装・外装部品、エレクトロモビリティ部門で3倍以上の増収を

シーメンス―従業員削減か、ガスタービン合弁化観測も―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が組織再編の一環で大規模な人員削減を実施するとの観測が浮上している。独経済誌『マネージャー・マガチィン』が報じたもので、ジョー・ケーザー社長は複数の投資家との個別会談で2万人を整理する

シーメンス―ハイブリッド機関車を公開―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は28日、新開発のハイブリッド機関車「ベクトロン・デュアル・モード」を9月の鉄道技術見本市イノトランス(18~21日、ベルリン)で公開すると発表した。ドイツ国内の貨物輸送を想定した製品

娯楽家電売上3.5%減少見通し、高価格化の傾向

独情報通信業界連盟(Bitkom)は23日、ドイツの娯楽家電市場規模が今年は96億ユーロとなり、前年比で3.5%縮小する見通しを明らかにした。デジカメとゲーム機の不振が響く。市場全体の44%を占めるテレビについては横ばい

シーメンスがイランから撤退

電機大手の独シーメンスがイラン事業から撤退する。米国のイラン制裁再開を受けた措置。在ドイツ米国大使のリチャード・グレネル氏が23日ツイッターで明らかにし、同社が追認した。同社は声明で「イランに関するマルチラテラルな枠組み

独電機業界の上期輸出、初の1000億ユーロ突破

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した独電機業界の上半期(1~6月)の輸出高は前年同期比4.3%増の1,017億ユーロとなり、初めて1,000億ユーロの大台に乗った。新興国向けが6.5%増の357億ユーロと大きく拡

消費者の3人に2人が電子機器を自ら設定できず

電子機器の設定や接続を自ら行えず知人や家族に助けてもらったことのある消費者はドイツ人全体の67%に上ることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。「娯楽家電の設定は近年、難しくなっている」(同5

猛暑でエアコン需要拡大、今年は過去最高の20万台超に

猛暑の影響でドイツのエアコン需要が急速に伸びている。業界団体FGKによると、一般世帯・小規模企業向けの販売台数(ビル用など業務用を含まない)は例年の15万~16万台から今年は20万台超へと拡大し、過去最高を更新する見通し

電機業界の上期売上が過去最高に

独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独業界の上半期(1~6月)の売上高は前年同期比3.6%増の962億ユーロとなり、過去最高を更新した。ユーロ圏(ドイツを除く)が5.1%増の187億ユーロと全体をけん引。国内(3.

ボッシュ―自動運転用地図の米スタートアップに出資―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は14日、自動運転用デジタル地図の米スタートアップ企業ディープ・マップにベンチャー投資子会社ロバート・ボッシュ・ベンチャー・キャピタル(RBVC)を通して資本参加したと発表し

シーメンス―カンパニー制へ移行―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は1日、今後10年を見越した新経営戦略「ビジョン2020+」を発表した。事業部門を分社化するカンパニー制の全面採用が柱。既存と新設の各カンパニーに大きな裁量を与え、成長を加速する狙いだ

シーメンス―アプリ開発加速技術のメンディックス買収―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は1日、「ローコード開発プラットホーム」のパイオニア企業である米メンディックスを買収すると発表した。産業IoT事業を強化する考え。買収金額は6億ユーロ。10~12月の買収手続き完了を見

シーメンス―4-6月営業増益確保、IoT追い風に―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が2日発表した2018年4-6月期(第3四半期)決算の製造事業の営業利益は22億900万ユーロとなり、前年同期比で2%増加した。製造業のIoT化を背景にデジタルファクトリー部門が好調で

オスラム―オフィス照明・街灯事業売却へ―

照明大手の独オスラムは7月31日、収益力が低いライティング・ソリューション(LS)事業の売却方針を明らかにした。各種の措置の効果で業績が安定してきたことから放出する。経営資源を将来性の高いハイテク分野に絞り込む考えだ。

ダイムラー―電池生産施設を2増8カ所へ―

自動車大手のダイムラーは7月25日、乗用車部門メルセデスベンツ・カーズが電池生産施設を新たに2カ所、建設すると発表した。電動車の今後の販売拡大に備えた措置で、同社は欧州、アジア、北米の3大陸に計8カ所の電池生産施設を持つ

陸上風力発電の新設能力、上期は約30%減少

独風力エネルギー全国連盟(BWE)などが7月26日発表した国内陸上風力発電の上半期(1~6月)の新設容量は前年同期比29%減の1,626メガワット(MW)と大きく落ち込んだ。再生可能エネルギー由来の電力を固定価格で買い取

シーメンス―エジプトで受注の発電所が完成―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は24日、エジプト政府から受注した熱電併給型ガス発電所3カ所が稼働を開始した発表した。発電容量は計14.4ギガワット(GW)で、4,000万人分の需要に相当する。完成までの期間は27.

シーメンス

墺国有のオーストリア連邦鉄道(OeBB)は20日、長距離列車の調達入札で電機大手の独シーメンスが落札したと発表した。シーメンスは計21編成を約3億7,500万ユーロで納入する。入札に参加した他の企業が10日以内に異議を申

電気業界の5月輸出は増加幅小さく

独電気電子工業会(ZVEI)が19日発表した独電機業界の5月の輸出高は前年同月比1.6%増の163億ユーロと小幅な伸びにとどまった。比較対象の2017年5月に比べ営業日数が2日少なかったことが響いた格好。ユーロ圏向けは4

三菱重工業―輸送冷凍機の販売合弁を独に設立―

三菱重工は11日、子会社三菱重工サーマルシステムズがドイツの空調・冷凍機器販売会社ハイフォと輸送冷凍機の合弁販売会社を設立すると発表した。欧州での機動的な営業力と技術提案・保守面の支援機能を強化し、販売拡大につなげる狙い

シーメンス―ガスタービン開発で中国企業を支援―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は9日、中国の国有電力会社、国家電力投資集団公司(SPIC)と技術協業の覚書に調印した。SPICの大型ガスタービン研究・開発などを支援する。大型ガスタービンの世界需要が大幅に縮小してい

高度な自動運転列車の試験運用、ハンブルクで21年から

独北部のハンブルク州とドイツ鉄道(DB)、鉄道設備・車両大手のシーメンスは12日、高度な自動運転列車のパイロットプロジェクトを2021年から同州で開始すると発表した。高度な自動運転列車が投入されるのはドイツで初めて。輸送

電機業界受注3カ月ぶり拡大、5月は0.6%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した独電機業界の5月の新規受注高は前年同月比0.6%増となり、3カ月ぶりに拡大した。比較対象の2017年5月に比べ営業日数が2日少なかったにも関わらず増加しており、営業日数を加味した

シーメンス、チェコ国鉄から高速鉄道受注

電機大手の独シーメンスは3日、チェコの車両メーカー、シュコダ・トランスポーテーションと共同で、チェコ国鉄(CD)から5両編成の高速鉄道車両を10編成受注したと発表した。契約額は1億1,500万ユーロ。車輪と車台はオースト

マックス・ベクル―近距離用リニア開発、中国にテスト路線―

独中堅建設会社マックス・ベクルが近距離用のリニアモーターカーを開発した。世界の大都市で需要を掘り起こせるとみており、中国にテスト用路線を設置する計画だ。シュテファン・ベクル社長への取材をもとに経済紙『ハンデルスブラット』

オスラム―業績予測引き下げ―

照明大手の独オスラム・ライト(ミュンヘン)は6月28日、2018年9月通期の業績見通しを引き下げた。同見通しの下方修正は4月に次いで2度目。自動車市場の弱含みと、移動通信機器・園芸分野の顧客のプロジェクト延期が原因として

シーメンス―ワークプレイスアプリの新興企業買収―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は6月26日、米国のIT新興企業ビルディング・ロボティクスを完全買収すると発表した。スマートビルディング分野のソリューションを拡充する狙い。買収金額は公表しないことで合意した。 ビルデ

アカゾール

リチウムイオン電池システム製造の独アカゾールは6月29日、フランクフルト証券取引所で新規株式公開(IPO)を実施した。初値は公開価格(48.50ユーロ)を6%上回る48.80ユーロで、終値は51.49ユーロに達した。同社

ダイアログ―米同業シナプティクス買収に向け交渉―

独英資本の半導体大手ダイアログ・セミコンダクター(ロンドン)は19日、米同業シナプティクスの買収に向けて交渉と資産査定(デューデリジェンス)を行っていると発表した。市場の観測を追認した格好。買収によりモノのインターネット

オンキョー―欧州販社を独社に部分売却―

オンキョーは22日、欧州販売子会社パイオニア・アンド・オンキョー・ヨーロッパ(POE)の事業の一部を独販売会社アキパ(Aqipa)に譲渡すると発表した。コスト削減と販路拡大が狙い。売却額は公表しないことで合意した。 オン

4月の電機輸出7.7%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した独業界の4月の輸出高は前年同月比7.7%増の162億ユーロとなり、3カ月ぶりに高い伸びを記録した。新興国向けが13.1%増の57億ユーロと大きく拡大。先進国向けも4.9%増えて

独インフィニオン、ハンガリー工場を拡張

独半導体大手のインフィニオン・テクノロジーズは18日、ハンガリー中部のツェグレードにある工場の拡張工事を終えて開所式を行った。投資額は170億フォリント(5,260万ユーロ)で、うち12億フォリントを政府の助成で賄った。

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