ハンガリー国営のニュース専門テレビ局M1が4日、北京語による放送を開始した。最近開始したロシア語放送に続くもので、外国語番組は英語、ドイツ語とあわせ4言語に増えた。国営放送・通信4社を束ねるメディアサービス・サポート資産運用基金(MTVA)によると、同国の戦略パートナーとして中国が重要な地位を占めていることが理由だ。同国在住の中国人に、国内の政治経済ニュースを「直接」入手できる機会を提供するのが目的と説明している。
北京語ニュースの放送枠は毎日23時55分から24時までの5分間で、ロシア語番組に続いて放映される。放送を担当するアナウンサーの一人である馬英氏は「ハンガリーに暮らす中国人が多数に上る事実を考えれば賢明な判断」とコメントしている。