スティーヴン・セガールに国籍付与~セルビア

米国のアクション俳優、スティーヴン・セガールがセルビア国籍を取得した。先月同国を2度訪れ、ベオグラードに合気道場を開くことを提案したことが理由という。「(自分は)セルビア人のように感じる」と親近感を強調したことも奏功したようだ。

セガールは先月初めと大みそかの2回、セルビアを訪問し、ニコリッチ大統領、ヴチッチ首相とも会談した。その際、「セルビアの宣伝になるようなことはなんでもする」と話し、合気道場の開設計画にも触れたという。セルビア側も警察の特殊部隊の訓練をセガールに依頼するなど、関係が一気に温まったもようだ。

しかし、セガールはロシアのプーチンさんと仲が良いことで知られている。セルビアは欧州連合(EU)の加盟候補国だが、国内にはこれに反対する親ロシア派も多い。セガールの訪問も親ロシア・セルビア人グループの招待によるもので、セガールがセルビアの広告塔としてふさわしいかどうか、疑問が残る。

上部へスクロール