トルコの建設大手TAVコンストラクションはこのほど、アブダビの同業アラブテックと共同で、バーレーン国際空港旅客ターミナルの施工を受注した。総受注規模は11億米ドル。3月に着工し、2020年6月の完工を見込む。大規模な拡張プロジェクトを進めている同空港は新ターミナルの建設により、年間旅客処理能力が現行の400万人から1,400万人に拡大する予定だ。
TAVコンストラクションは、空港運営のTAVエアポートなどを傘下に収めるTAVグループの一員。イスタンブールのアタチュルク空港をはじめ、多くの空港建設に携わってきた。現在もアラブ首長国連邦(UAE)、オマーン、サウジアラビアでプロジェクトに参加している。今後も湾岸協力会議(GCC)諸国での受注拡大を狙う方針だ。同社プレス発表によると、米業界誌『エンジニアリング・ニュース・レコード(ENR)』の世界空港建設大手企業ランキングで、去年に続き今年も1位に輝いた。