ベラルーシ国立科学アカデミー(NASB)が川崎重工業との提携を模索している。国営ベルタ通信が20日、NASBの広報から入手した情報として伝えたもので、川崎重工業の代表団と水素技術や電子ビーム溶接、細胞の特性解析などでの協業を話し合ったという。NASBによると、代表団の責任者は提携の実現可能性を調査すると強調した。
NASBのセルゲイ・チジク第一副総裁は、川崎重工は科学の商用化に秀でていると指摘。同社との幅広い分野での提携に意欲を示した。具体的には水素エネルギーや電子ビームに加え、多機能素材の開発、ウォータージェット加工、医用細胞分野の製品開発・生産などを挙げた。