ブルガリア民生家電販売大手のテクノポリス、米IBMと提携

ブルガリア民生家電販売大手のテクノポリスが米IBMと提携し、自社の電子商取引プラットホームと顧客サービスの向上に取り組んでいる。IBMが19日発表した。

新しいプラットホームは、オンラインと店舗の双方でデータを集め、洞察を加える(インサイト)ことで、顧客経験価値(カスタマーエクスペリエンス)を売上増につなげる。オンラインで受注した商品を店舗で引き渡せるようになったほか、顧客一人一人に合った販売促進オファーを送ったり、商品在庫のアップデートを迅速化することが可能となった。

これにより、例えば在庫情報が正確になり、受注商品の欠品率がゼロとなった。結果として顧客サービスセンターへの電話受付数が半減した。

また、新システム導入後、わずか数カ月で電子商取引プラットホームの効率が70%以上向上し、オンライン受注数は倍増したという。

テクノポリスは30店舗を展開し、年商2億5,000万ユーロを誇る家電・電子製品の流通大手だ。年内に市場シェア40%を獲得する目標を掲げている。

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