ハンガリーLCCウィズエアー、ルーマニア・シビウ強化に1億ユーロ投資

ハンガリーの格安航空会社(LCC)ウィズエアーはこのほど、ルーマニアのシビウ空港を拠点とする路線を拡充すると発表した。新たにエアバスの近・中距離旅客機「A320」1機を投入し、機長・客室乗務員を36人増員して路線を拡大する。新事業体制に1億ユーロを投資する。

ウィズエアーはシビウでは現在、ロンドン路線のみ運航しているが、8月から新たにドイツのニュルンベルク(週3便)、ミュンヘン・メムニンゲン空港(2便)、イタリアのミラノ・ベルガモ空港(2便)、スペインのマドリッド(2便)を結ぶ新路線を就航する。同時に、ロンドン便も週5便に増やす。

また、国内路線強化のため7月に東部のヤシ空港で運航を開始するほか、8月には国内9番目の発着地として北部のスチャヴァ空港に新たに乗り入れ、ロンドン(ルートン空港)に週4便就航する。

ウィズエアーは中東欧最大の格安航空会社。ルーマニア発着便の旅客数は2014年の390万人から15年には450万人に大きく増加した。現在、7つの空港を事業拠点に19機体制で欧州16カ国114路線を就航している。

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