ラトビア国営航空会社のバルチック航空(AirBaltic)はこのほど、カナダの航空機製造大手ボンバルディア・コマーシャルエアクラフトに最新鋭小型旅客機「CS300」7機を追加発注した。これにより同機種の発注数は累計20機となり、発注総額はボンバルディアの標準販売価格ベースで約5億600万米ドルに上る。
バルチック航空は2012年末に10機のCS300の発注契約を交わした。同契約には10機の追加発注オプションが盛り込まれており、14年2月に3機を追加発注した。CS300は今年後半に納品が開始され、バルチック航空が世界に先駆けて就航させる。
バルチック航空は、バルト諸国と西欧・東欧諸国を結ぶ航空会社としての成長を目標に掲げており、CS300の導入で機材の近代化を図る。現在の保有機材はボーイング「737」が12機、短距離路線用にボンバルディアのターボプロップ機「Q400 NextGen」が12機という体制だ。