チェコ自部品カルジット、北部に新工場設立へ

チェコの自動車部品メーカー、カルジット(Karsit)が北部のドヴール・クラーロヴェーに新工場を設立する。投資額は30億コルナ(約1億1,100万ユーロ)。2019年に稼働を開始し、300人を新規雇用する。

市当局が先ごろ明らかにしたところによると、同社はすでに工業団地内の12ヘクタールの用地取得を申請した。一方、同社のリーパ人事部長は、近郊の他の自治体からも用地提供の申し出を受けているとしている。

カルジットはフォルクスワーゲン(VW)グループを最大の顧客とし、傘下のシュコダにはドアやフェンダー、ボンネット部品を供給する。自動車部品のほか庭園用トラクターなどを手掛けており、従業員数は950人。今年の売上高は30億コルナを見込む。このうち自動車部門では730人が従事し、売上高は今年26億コルナに達する見通しだ。

同社は北部のヤロメールに本社を構える。ドヴール・クラーロヴェーに加え、西部プシーブラム、東部ポストジェルモフ、スロバキアにも拠点を持つ。(1CZK=4.59JPY)

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