ロシアとウズベキスタンが共同で宇宙電波観測所設置に取り組んでいる。ウズベキスタン東部のスファ(Suffa)高原に建設しているもので、パラボラアンテナの直径は70メートルに上る。
ウズベキスタン科学アカデミーRT70電波天文学研究所のシャニン所長は「世界に類を見ない」プロジェクトだと胸を張っている。優れた技術力で高感度を実現し、3年前に米国に抜かれるまでは、世界最高水準を誇っていたという。
観測所を設置するプロジェクトは1980年代にスタートしたが、ソ連崩壊でとん挫していた。2014年12月にプーチン大統領がタシケントを訪問し、両国間で完成に向けた協定が結ばれた。
現時点の完成度は40%。建物自体は出来上がっており、今後、アンテナや機械設備を設置する段階に入るという。