ヤマザキマザック(本社:愛知)は11日、ブダペスト南西部の郊外に欧州で14カ所めとなるテクノロジーセンターを開所したと発表した。2012年のチェコ、ポーランドに続き、中欧では3カ所め。同地域における製造業の著しい成長をバネに事業拡張を狙う。
テクノロジーセンターでは、最新技術を展示紹介するほか、部品加工技術の相談、設備コンサルティング、各種研修などのサービスを提供する。
ハンガリーでは自動車、エネルギー、鉄道車両産業の大手企業が積極的に工場を設置しており、ヤマザキマザックではサービスを強化して需要を取り込みたい意向だ。また、地理的な近さを活かし、クロアチア、セルビア、ルーマニア、スロバキア、スロベニアにおける顧客サポートも展開する。
ヤマザキマザックは昨年初めに欧州における販売・サービス機能を拡大する計画を発表。ハンガリー拠点の設置はその一環となる。昨年3月にはベルギーの部品補給拠点の拡張も完了している。