トルコの空港運営大手TAVエアポートが、海外進出の強化を目指している。TAVのシェネル社長が10日明らかにしたもので、今後1~2年に予定されるベトナム、インドネシア、マレーシア、インドの入札に参加するほか、アフリカや湾岸諸国でも事業展開も視野に入れる。
アフリカでは年間の旅客数が100万人を超える空港を狙う。また、湾岸諸国では空港運営事業が民営化される機会をうかがっているという。
TAVはイスタンブールのアタテュルク、アンカラのエセンボーアなど国内5空港のほか、グルジア、チュニジア、マケドニア、サウジアラビア、クロアチアなどで9空港を運営する。アタテュルク空港に代わる新イスタンブール国際空港の運営権獲得に失敗したため、他の収益源を探っている。新空港は2018年に開業し、アタテュルク空港は23年に閉鎖される予定。