露イルクート、新型旅客機「MS-21」を公開

ロシア国有UAC(統一航空機製造会社)の傘下企業イルクート(Irkut)は8日、新型の双発旅客機「MS-21」を公開した。中距離旅客機のグローバル市場開拓を狙うロシア政府の切り札で、すでにアエロフロート航空やマレーシアのリース会社などから175機を受注している。

座席数165席の「MS-21-200」と、同211席の「MS-21-300」の2モデルを生産する。試験飛行は今年末を予定している。

「MS-21」は米プラット&ホイットニー社製のエンジンを搭載するなど、外国メーカーの部品を30~40%使用している。イルクートのデムチェンコ会長は、新型機はグローバル市場で高い競争力を持つとし、「このクラスでは最良の機体だ」と胸を張った。

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