ブルガリア国家統計局(NSI)が6月28日発表した6月の景況感指数は、総合指数が5月から0.9ポイント改善した。サービス業を中心に工業、小売・流通各部門の改善が全体を押し上げた。一方、建設業では景況感が悪化した。
業種別ではサービス業が前月比3.9ポイントと大きく改善した。今後6カ月間の景気見通しに対する楽観的な見方を反映した。また今後3カ月間の需要に関する見通しも良好だとの見方が維持された。販売価格については今後3カ月間維持されるとの見方が多かった。
工業は前月から0.8ポイント、小売・流通業は0.9ポイントそれぞれ改善した。どちらも今後の先行きについて楽観的な見通しが大勢を占めた。販売価格については今後3カ月間維持されるという見方が多い。
建設業は今後6か月間の景気に対する不安感が強まり1.8ポイント低下した。受注額については今後3カ月間維持されるという見方が多かった。