スズキのハンガリー子会社マジャールスズキは先ごろ、同社の創立25周年を祝う記者会見において、2015年通期の売上高が19億7,600万ユーロとなり、前年に比べ28%拡大したと発表した。マジャールスズキが生産した車両の2015年販売は18万1,115台となり、2014年(15万578台)に比べ20.3%増加した。なお、スズキ・グループは2020年に創業100年を迎える。
売上高の増加率が販売成長を上回ったのは、2015年春に発売したSUV「ビターラ」の販売が好調で、同モデルの価格が従来のモデルよりも高いことが主因。2015年の売上高のうち輸出は18億5,400万ユーロを占め、残りはハンガリー国内の売上だった。
スズキは2015/16年度(3月末決算)に欧州市場で20万6,702台を販売した。中期的に欧州における新車販売を年30万台に引き上げることを目指している。