欧州復興開発銀行(EBRD)は23日、ブリヂストンがトルコのサバンジュグループと合弁で運営するタイヤメーカー、ブリサに対し1億5,000万米ドルの長期融資を実施する方針を明らかにした。同国中部アクサライにおける工場新設とイズミット工場における商用車タイヤ増産計画が対象だ。同社の事業拡大を通じてアクサライ及び周辺地域の発展を後押しする。
アクサライ工場は2018年に稼動する予定だ。乗用車及び小型商用車向けタイヤを最大で年420万本生産し、国内及び近隣諸国に「ブリヂストン」、「ラッサ」の両ブランド名で出荷する。ブリサは若年層を中心に550人を雇用する方針で、すでに採用活動を活発化させている。EBRDからは従業員の技術・職業研修プログラムの策定でも支援を受ける。
ブリサは1988年の創立で、タイヤメーカーとしてトルコ1位、欧州7位の規模を誇る。