ハンガリー小売業界賃金、外資系が高い傾向に

ハンガリーの人気ポータル「インデックス.hu」が小売業界を対象に実施した賃金調査で、外資系大手企業の賃金が国内同業の水準を上回っていることが明らかになった。独ディスカウンターのアルディとリドルが最も高いという。

人手不足の深刻化で業界賃金は今年、大幅に上昇した。求人案件をみると、リドルは品出し・レジ打ち係とも最高賃金(税込み、月額)は基本給24万6,856フォリント(約800ユーロ)で、各種手当ては2万2,647フォリントだった。

アルディは品出し係で21万6,500フォリントとリドルより安いが、レジ打ち係では29万6,300フォリントと多くなっている。英テスコでは17万5,950フォリント弱。

店長賃金ではリドルが67万3,856フォリントでアルディの54万3,300フォリントを大きく上回っている。

地場系チェーンのCBAはフランチャイズ制のため、賃金水準は各店舗の判断にゆだねられている。このため、全国平均をつかむのは難しい。

「インデックス.hu」は各企業の公開資料や各社への照会などを基に昨年の賃金を推算した。正確な統計資料ではないが、一定の目安にはなると判断している。(1HUF=0.37JPY)

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