日立金属は7日、チェコ北西部のジャテツ工場に鉄道車両用電線のハーネス組み立てラインを導入すると発表した。投資額は非公表。英国、ドイツ、フランスなど欧州各国で鉄道網の整備が活発化していることを受け、西欧市場に近い同工場にラインを設けて顧客の利便を高める。
日立金属によると、鉄道車両は安全性や利便性向上を目的に電装化が進んでいる。これに伴い、車体内部の配線が複雑化し、作業の難度が高くなっている。
ジャテツに組立ラインを設けることで、顧客である欧州鉄道車両メーカーの作業工数を減らし、工期を短縮できるとしている。