ルーマニアの自動車製造・輸入事業者連合会(APIA)が13日発表した2016年1-8月期の国内自動車生産台数(乗用車および商用車)は24万5台となり、前年同期から6.5%減少した。8月単月では前月比70.6%減の8,799台に急減したが、前年同月比では85.9%増となった。
1-8月期のメーカー別生産台数は、地場ダチアが21万1,130台で、全体の88%を占めた。モデル別に見ると「ダスター」が前年同期比14.8%増の12万980台、「サンデロ」が8.9%増の3万7,116台と好調だった。フォードは「B-Max」の生産台数が2万8,875台で、13.1%の大幅減となった。
輸出台数は9.2%減の21万5,903台で、輸出比率は前年同期の92.7%から90%に低下した。
国内販売台数は前年同期比14.8%増の7万606台。国産車の割合は27.6%で、輸入車ではドイツが21.9%、チェコが11.5%、スペインが8.9%、フランスが7.2%を占めた。ブランド別市場シェアはダチア29.7%、フォルクスワーゲン(VW)10.5%、シュコダ9.4%、ルノー7.4%と上位を占めた。