ブリヂストンが13日、ロシア・ウリヤノフスク州で三菱商事との合弁工場を開所した。乗用車用タイヤを年間200万本生産する。雇用は当初の130人から段階的に800人まで増やす計画だ。投資規模は125億ルーブル(約1億7,200万ユーロ)に上る。
立地はザヴォルジエ工業団地内で、敷地面積は81ヘクタール。年内に量産体制へ移行する。需要動向を見極めたうえで、生産能力を400万本へ倍増させることも視野に入れている。
工場を運営するブリヂストン・タイヤ・マニュファクチャリングCIS(BMCIS)にはブリヂストンが90%、三菱商事が10%を出資する。
ブリヂストンは2013年4月に投資計画を発表し、翌年4月に定礎式を行っていた。(1RUB=1.57JPY)(東欧経済ニュース2014年4月9日号「ブリヂストン、ロシア乗用車タイヤ工場が着工」、2013年5月2日号「外国企業の人気集めるウリヤノフスク州」を参照)