チェコのエネルギーインフラ企業ジーン・ジェネラル・エナジー(Geen General Energy)は先ごろ、キルギスタンで4つの水力発電所建設を受注し基本合意書を締結した。受注した4発電所の総発電量は65メガワットで、うち2つは2018年、残りの2つは20年の稼働を予定する。現在プロジェクトの策定と資金調達に入っており、フィージビリティスタディー(実現可能性調査)を実施している。
ジーン社はチェコで太陽光発電事業を手掛けるほか、2020年までにさらに総発電容量159メガワットに上る再生可能エネルギー関連施設の建設を計画している。また、水力発電事業ではキルギスタンに加えジョージア(グルジア)にも進出している。
同社は2009年の設立。チェコのほかスロバキア、ルーマニア、ブルガリア及び中国に拠点を持ち、クロアチア、リトアニア、ルーマニア、セルビアなどでバイオマス発電や風力発電プロジェクトに参加している。今後ロシアへの進出も検討している。