中国・比亜迪汽車、来年初めにハンガリー工場が稼働

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は10日、中国の電気バス製造大手の比亜迪汽車(BYD)が同社初の欧州工場を北西部のコマーロムに建設すると発表した。投資額は62億フォリント(約2,040万ユーロ)。新工場は来年初めに稼働し、当初は年200台前後の生産を目指す。BYDでは2段階に分けて採用を進め、最終的に300人を雇用する予定だ。

BYDは工場開設地にコマーロムを選んだ理由として、◇スロバキア国境に位置し、オーストリアにも近い地の利◇知識と経験が豊富なエンジニアの存在◇ハンガリー政府の支援――を挙げている。政府は今回のプロジェクトに9億2,500万フォリントの投資優遇措置を適用する。(1HUF=0.38JPY)(東欧経済ニュース2016年7月27日号「電気バス大手の中国・比亜迪汽車、ハンガリーで秋から現地生産」を参照)

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