独工作機械メーカーのフリモ(Frimo)は先ごろ、ハンガリー西部モールの工場を拡充すると発表した。20億フォリント(約650万ユーロ)を投じて新技術をテストするための実験施設を設置する。投資額のうち6億9,360万フォリントを欧州連合(EU)の助成で賄う。
新施設ではエネルギー消費を抑え生産効率を高めるための新技術を開発する。発泡ポリウレタンの生産、自動車のバンパーの溶接、熱成形、深絞りなどを行う工作機械が対象となる。
同社は独西部のロッテに拠点を置き、従業員1,400人で樹脂加工用工作機械を生産する。ハンガリーには1993年に進出し、自動車メーカー及び部品メーカー向けにカスタムメイドの機械装置などを生産している。昨年の売上高は63億フォリント(2,040万ユーロ)、純利益は6億9,900万フォリント(230万ユーロ)だった。(1HUF=0.37JPY)