トヨタの世界戦略車「C-HR」、トルコで生産開始

トヨタ自動車は9日、トルコ北西部のサカリヤ工場で新型クロスオーバーSUV車「C-HR」の生産を開始した。ガソリン車とハイブリッド車(HV)を生産する。同社によるトルコでのHV生産は初となる。

C-HRはトヨタの世界戦略車で、モジュラープラットフォーム「TNGA」を採用している。同社がトルコで生産する車種としては「カロ―ラ」、「ヴァーソ」に次ぐ3番目のモデルとなる。C-HRの追加により、同国での年産能力は15万台から28万台に拡大する。

サカリヤ工場は生産車両の80%を欧州向けに輸出している。今後は輸出先を北米から南アフリカ、モーリシャス、台湾まで拡大する計画だ。

トヨタは新モデルの現地生産に向け3億5,000万ユーロを投資し、2,000人を新規雇用した。対トルコ投資残高は17億ユーロに上る。

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