加リナマー、ハンガリー工場を増強 加リナマー、ハンガリー工場に72億フォリント投資

カナダの自動車部品・農機製造大手リナマーのハンガリー子会社リナマー・ハンガリーはこのほど、72億フォリント(約2,300万ユーロ)を投じて生産能力を増強することを明らかにした。投資額のうち5億780万フォリントは政府の助成で賄う。

投資対象は国内南東部の2工場で、投資額はベーケーシュチャバ工場が49億フォリント、オロスハーザ工場が23億フォリント。両工場の総従業員数は約2,500人で、生産施設拡張に伴い81人増員する計画だ。向こう5年間で230億フォリントの増収を見込んでいる。

リナマーは1992年にハンガリーに進出。自動車部品のほか収穫機のヘッダなどを製造する。2010~15年までの投資額は240億フォリントに上り、直近では15年にオロスハーザ工場の拡張に55億フォリントを投資した。15年の現地売上高は470億フォリント(約1億5,160万ユーロ)で、輸出比率が90%を超える。

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