米医療器材ベクトン・ディッキンソン、ハンガリー工場拡張

米医療器材大手のベクトン・ディッキンソン(BD)が、ハンガリー西部のタタバーニャ工場を増強する。外務貿易省が23日明らかにしたもので、340億フォリント(約1億950万ユーロ)を投じて注射器製造施設を拡張する。投資額のうち27億フォリントを政府の助成で賄う。

BDは2010年に1億ユーロを投じてタタバーニャ工場を開設した。今後8~10カ月以内に拡張工事に着工し、3年以内の完工を目指す。従業員数は現在の約700人から約220人増やす計画だ。同工場では現在、約60億フォリントを投じる試薬製造工場の建設も進んでいる。

ハンガリー事業の2015年9月期決算の売上高は176億フォリントで、前年比49%の大幅増収となった。純利益は21億9,000万フォリント(約700万ユーロ)だった。(1HUF=0.38JPY)

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