スロベニア国営銀アバンカ、ファクタリング事業をドイツ社に売却

スロベニア国営銀行のアバンカ(Abanka)は14日、ファクタリング子会社アファクター(Afaktor)をドイツのABSグローバル・ファクタリングに売却したと発表した。取引金額は明らかにされていない。売買に当局の承認は必要なかったもようだ。

アファクターはアバンカの100%子会社でスロベニアのファクタリング大手3社に入る。年商規模は2,500万ユーロ弱。

ABSグループは今年4月にオーストリアVBファクタリングを買収し、今回の取引で国際化をさらに進める。本国ドイツのほか、オーストリア、スイス、スロベニア、スウェーデンで事業を展開する。

アバンカは欧州連合(EU)の方針及び銀行救済措置に関する取り決めに基づき、資産整理と国内事業への集中に取り組んでおり、今回の取引もこれを推進するものだ。

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