ハンガリー最大手銀行OTPのクロアチア子会社は12月21日、仏金融大手ソシエテジェネラル(SG)からクロアチア子会社スプリツカバンク(Splitska banka)を買収することで合意したと発表した。今夏に買収手続きが完了し、2018年半ばまでに事業を統合する計画だ。
OTPは2005年にノヴァバンクを買収してクロアチアに進出。国内104店舗を通して40万超の個人および企業顧客にサービスを提供する。資産総額は162億クーナ(約21億3,700万ユーロ)で業界第7位。一方、スプリツカバンクは投資銀行業務も行うユニバーサルバンクで、業界第5位。同行買収によりOTPの市場シェアは10%に拡大する。
OTP銀行は1995年のハンガリー国営貯蓄商業銀行の民営化の一環で誕生した。国外ではクロアチアのほか、ブルガリア、ルーマニア、スロバキア、セルビア、ウクライナ、ロシア、モンテネグロで事業展開する。(1HRK=16.16JPY)